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タクシードライバーはその時こんなことを考えています

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タクシードライバーという職業は、お客様を車に乗せて移動させるという仕事です。どんな職業もお客さなからお金をもらって、そのお金の価値だけの仕事をするのですから、変わりはないはずです。

しかし、タクシードライバーというのは何となく「人を乗せて運転する」という「召使」的な職業なので、見下されてしまうような気がします。

実際、他の人にはそうでもないのに、タクシードライバーには大きな態度を取ってしまう、横柄、クレーマーのような態度をするお客様も現状は結構います。

そんな事情から、タクシードライバーは「やめとけ」「きつい」「低層」「見下される」と言われてしまう、非常にきついお仕事という認識が広まってしまっています。

「タクシードライバーはクズ」発言したホリエモン

少し前に、ホリエモンこと堀江貴文がTwitterで「タクシー運転手はクズ」という辛辣な内容をつぶやいて話題になったことがありました。この騒動について、詳しく見ていきましょう。

ことの発端は、「NHK NEWS WEB」で公開された「“自家用車で観光客送迎“タクシー運転手が反対集会」というネット記事です。この記事には、以下のようなことが紹介されていました。

政府による「国家戦略特区」の新たな規制緩和策で、「自家用車で観光客を有料送迎するサービス」を盛り込んだ法案が国会に提出されました。自治体などが観光客にサービスを提供できるようになる、というものです。

このようなサービスは「ライドシェア」と呼ばれており、中でも「UBER」というアメリカ企業によるサービスは、世界70か国にも広まっています。

反対したのがタクシー業界です。「タクシーよりも割安な移動手段としてこのようなサービスが許可されれば、無認可営業(白タク)のタクシーを認めることになってしまう」、「自分たちの利益が損なわれてしまう」、と政府に猛反発しました。日比谷公園で大規模な反対集会をし、デモ行進を行ったそうです。(私は知らなかったですが)

 

堀江氏はこのデモに対し、
「こいつら本当に人間のクズだな。加齢臭、歯周病での口臭、道知らない、カーナビ使えない、横柄みたいなタクシー運転手ばかり。」とつぶやきました。

こんなことをSNSに投稿するこの人の知性(人間性)も疑われますが、こんな人なんでしょう。

さらに、実際に「UBER」のサービスを利用した感想として、
「親切でドリンク用意してくれて、もちろんスマホカーナビを使いこなす」
「目的地はアプリで登録できるし、支払いもその場では必要ない」
と、少し前の日本のタクシーにはないサービスのメリットを語りました。

どのくらいの母数を対象に云っているのかわかりませんが、多分海外での「UBER」利用の際のことでしょう。なぜなら現在の日本での「UBERサービス」はタクシー会社が代行おり、実際に一般のドライバーが「UBER]のサービスを行っているエリアは存在しないからです。一般車は営業していないですよ。

この人は最近のタクシーに乗ったことが無いのかな?チープな体験をもとに影響力がある人がする発言とは思えなせん。

うちの会社にも入社歴も浅く、新人はじめ頭の固い運転手もいます、実際は。それでも一部、一時期です。研修、教育をかなり強力に行っているからです。タクシーセンター(公益財団法人)という機関があって厳正に指導、罰則を行っています。接客などは一番厳しく指導されています。

ドライバーは乗せたお客様によっても結構変わる人もいます。ホントにひどい横柄なモンスターがご乗車されたらそれなりの対応をする人もいます。人間だから仕方ないのです。100%ドライバーが稚拙、ひどい対応と言うことはないと断言できます。

悪いタクシードライバーばかりではない、マナーの良いドライバーの方がはるかに沢山いるのです。

態度が悪くサービス内容もお金をかけるに値しない、そんなタクシー運転手が現存することはわかっています。しかしその一部の悪いドライバーの何倍もの博識でマナーの良いドライバーがいることを忘れないでほしい。乗っていて気持ちの良いサービスを提供してくれるタクシー運転手の方がはるかに多くいるのです。

タクシードライバーに求められるホスピタリティには、どのようなものがあるのでしょうか?

良い道や土地についてよく知っている

やはり、タクシー運転手には道路のスペシャリストであるべきです。「渋滞時にも抜け道を駆使して早く目的地に着く」、信号の通りが良い道などを知っている。

この時間は信号の青の時間が長く通過しやすい、時間帯によって変わる信号の待ち時間などは、各所に結構あります。慣れているドライバーはよく知っています。

「どこにどんな店があるのか詳しい」など、乗ったお客さんが「助かった!」や「ありがとう」と思うような道路や土地の知識を持っているタクシー運転手が、求められているでしょう。

高い運転技術

タクシー運転手に求められるのは、高い運転技術です。

と言っても、華麗なハンドルさばきや素早い車線変更ではないのは、当然のことです。後部座席に乗っていて、心地良い運転技術が求められます。

急ハンドルや急発進などは絶対にせず、曲がるときは緩やかに、発進時や停車時はゆっくりとスムーズに運転してくれるタクシーに乗っていると、とても心地が良いものです。

「ちょうど良い」接客

そして、タクシー運転手は接客業なので、接客技術も必要です。しかし、この「接客技術」をはき違えている運転手も中にはいます。

タクシー運転手には、50代以上の中高年の「おじさん世代」が多く、お客さんとの距離感がうまくつかめない人もいます。

そんな、「おじさんトーク」が楽しいという人もいるかもしれませんが、ほとんどの人が普通にタクシーに乗って普通に目的地に着きたいと思っているはずです。

そんな、「ちょうど良い」接客ができる運転手が求められているのです。

ちょうど良いドライバーもたくさんいるんです。

タクシードライバーは、職業柄とりわけ見下されている場合が多いです、実際。ほかの車からも「タクシーの癖に」とか「タクシーなんだから」みたいな言動をよく受けます。

でも、タクシーは「考えのない人」や「思考の浅い人」は務まりません。ただ運転が好きな人とか、おしゃべりが好きなだけでは長く務めることは出来ないのです。

よく言われることにタクシーのドライバーの前職に弁護士と、医者はいないけど他は大体いるよね。とか言われています。(本当か否かは検証していませんが)

以前会社をやっていた人(社長)とか一流会社、外資系企業でサラリーマンしていました。なんて人はいっぱいいるんです。たまにお客様で(サラリーマン風)偉そうな態度で乗ってきて自慢話とかして横暴な態度の人もいるんです。

ドライバーもそんなことは自分も経験して、どんな状況なのかも想像つくし、何を云っているんだろうと思っている人もいるんです。自分の経験の方がはるかにレベルが高いと思っている人もいるんです。表には出しませんが腹の中で思っていたりします。(体験談です)

タクシードライバーがいつも思っていること

どんな職業もお客さなからお金をもらって、そのお金の価値だけの仕事をするのですから、変わりはないはずです。タクシーに乗ってお互いに利益を享受しているのだからどちらかに優劣はないし上も下もないはずです。

但しタクシードライバーのサービスを利用していただいているのはお客様ですから、ドライバーからすればやはり大事なお客様なのは変わりありません。私たちは絶対でその気持ちでの対応をしていますし、これからも忘れることはありません。

「袖すり合うも〇〇の縁」と云います。なんだかの縁でご一緒(狭い空間に同乗)するわけですからお互いに「ハッピー」と云わなくても「いい気分」になれれば一番いいじゃないですか。今遭遇しているのも何かの縁なんです。お互いに「良かった」、「助かった」、「ありがとう」が一番良いのではないでしょうか。

ドライバーはいつもこんなことを考えながら営業しています。そして「もっといい気分」「もっとハッピー」を求めながら営業しているのです。私たちドライバーはこれからもずっと喜ばれるタクシー、ドライバーを目指して努力していきます。

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