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タクシードライバーの売上リアルに公開します

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リアルに高い収入を得ているドライバーは何が違うのか?タクシーの仕事内容、勤務時間、収入の計算方法などの基本情報から、各ドライバーに直接聞いてみた。年収900万円の収入をえているトップドライバーの考え方、また、私の経験体験などを紹介します。(東京都内での参考意見)

タクシードライバーは本当に稼げるのか?

私の会社では社内に個人ごとの営業収入が日々掲示されるのでどのドライバーが昨日いくら売り上げたのか、今月はどうなのかなどの速報レベルで掲示されます。その日の平均売上高、何Km走ったのか、事故はどうだったのかが毎日表示されます。

こちらは厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」にて公表されている「タクシー運転者」に関する基本情報をまとめたものになります。2023.1.4データ

平均年収    343 万円
月給      27.1 万円  賞与   18.1 万円
時給      1,344円    総労働時間 191時間
年齢      59.6歳     勤続年数  9.9年

関東圏では タクシー運転手 平均年収は約367万円。月給で換算すると31万円程度 尚、近畿圏地方では396万円だそうです。

勤務先や年齢・経験・求められるスキルによっても差があると見受けられます。

私の近くにいるドライバー片岡氏(仮名)は年間900万以上稼いでいます。ホントの話です。ちなみに私は、、、、寂しく500万ほどでそこそこです。

稼げる人、稼げない人の比較
  • 稼げるドライバー  年収900万円以上
  • 稼げないドライバー 年収343万円以下

稼げるドライバー、稼げないドライバーでは何が違うのでしょうか。

稼げるドライバーと稼げないドライバーでは、500万円以上もの差があります。それは『効率的に稼ぐための考え方の違い』が大きいのです。

タクシードライバーの売上と給与の仕組み

タクシーの利用料金は国が認可する料金である程度統一されている。以外の会社も中にはある。都内では初乗り(1096m 500円、255m走るごとに100円、時間メータとして(走行していない(時速10km以下の場合))90秒ごとに100円などがある。

タクシードライバーの給料は、A,B体系があるが現在一般的なB体系の給料体系について簡単に説明します。基本は歩合となっており、月いくら売り上げたのかが反映されます。

都内のある会社(私の所属会社)の給料体系

基本給(〇〇円)+手当(残業、深夜等、通勤手当)+歩合給+(賞与)

リアル 給料明細 (ある月の明細)

職務給 1〇〇,000円 (@日〇000×12日(出勤日数)

加算給 18,000円 12日+1日(13出勤分)

歩合給 113,610円 月の売上-足切り額(定められた最低売上)×〇〇%

勤務手当 20,814円  歩合対象額×3~4%

公出手当 36,534円  設定公出日営業収入の〇〇%

賞与   44,042円/月 歩合対象額 ×(4~7%、対象額で変わります)

残業、深夜、ほか 調整手当などが加算される

この月は417,626円 プラス 賞与 44,042円(支給月にまとめて支給)となった。

基本的な給与計算は下記の計算になる。

1日の売上(客単価 × 1日の乗車回数) × 1ヵ月の乗務回数 × 歩合率=月給

月給の計算式に実際の数字を当てはめると以下のようになります。

1日の売上7.2万円(客単価1,800円×40回)×乗務回数12日×歩合率60%=月給51.8千円(概算の仮の数字)

タクシーの給料はこのように、個人の売上を会社が定める歩合率で計算して導き出されます。

これが、タクシードライバーの基本的な売上と給料の仕組みです。

営業時間の比較

営業時間の比較もタクシードライバーで次に営業時間の比較では、効率の良いドライバーよりも稼げないドライバーは、平均営業時間が約5時間長い傾向があるそうです。稼げる人と稼げない人の大きな違いになっています。1日の活動状況の違いが売上の多少と言うことに変わってきます。

稼ぐドライバーは「実車率」「お客様単価」が高い

稼ぐドライバーとは売上を労働時間で割った時間あたりの給料が高い人です。

高い給料を稼ぐためには限られた営業時間で「実車率」と「お客様単価」を上げる必要があります。

次に2名のドライバーの方の1ヵ月間の実績比較をしてみました。

2022年10月度の実績比較(リアル数値)

Aさん(仮名)Bさん(仮名)
実車率54%42%
走行距離337Km255Km
実車距離182Km107Km
営業回数49回39回
1日の売上73,500円42,900円
客単価1,500円1,100円
月の売上882,000円514,800円
月給529,000円308,000円
年収約635万円約370万円

上記は2022年10月現在における当社ドライバー2名(トップクラスのAさんと普通なBさんの売上比較です。

実車率が54%のAさんと42%のBさんでは、実車での走行距離が80キロも差があり、1日の売上では約3万円、月の売上では22万円以上の開きとなります。

給与比較では、月12乗務・歩合60%の場合、月給で22万円、年収で250万円以上の差が発生します。

実車率が給与にいかに大きな影響を与えるかが、お分かりいただけたと思います。

またAさんはBさんと同じ給与を得ようと思ったら、44%も少ない時間で稼ぐことができるのです。

60歳以降、年齢が高くなれば長時間の運転は難しくなってきます。そうなった際に、実車率の高い乗務ができれば短時間でも年収400万円は稼ぐことが可能となります。

効率の良いドライバーの営業エリア

営業エリアを見てみました。日報を比較しました。

Aさんの場合。

朝 墨田区、江東区から都心に向けて効率よくお客様がつながっています。基本的に、都心の広い範囲で効率よくお客様を見つけています。

一方、Bさんの場合

墨田区、江東区中心で、都心方面での営業はほとんどありません。墨田区、江東区での駅での客待ちが中心となっており、駅から近い場所までの営業が多く、駅での客待ち時間が多くなり効率が悪くなっています。

朝、会社から出発する時点では、みんな同じ条件ですが、目指す方向(営業エリア)をタクシーの利用が多い方向に頭を向けているだけで、必然的に実車率も高くなり、そのままビジネスマンが多いエリアで流し営業を行い、夜には繁華街だけを流しているだけで、実車率、長距離のお客様を見つけることができれば、誰でも高効率の高い営業が可能です。

実車率の高いドライバー

客待ちはせず流し営業

実車率の高いドライバーは、基本的に待機しているタクシーが多い駅などでの客待ちはしていません。タクシー乗り場やホテルなど待機しているタクシーがいない時以外は、基本は流し営業を行っています。

朝・昼は都心からビジネス街で営業

会社を出発して、朝は、都心に向けて走行しているだけで都心へ向かうお客様を見つけることができます。
都心まで行けば、ちょうど9時頃になるので、そのままビジネス街を流すだけで出かけようとしているビジネスマンを見つけることができます。
もし都心から遠くへ行ったとしても、エリア外での営業はしないで、都心に戻るようにすることで、都心へ向かうお客様を見つけ、またビジネス街での流し営業に徹します。

夜は都心から自宅、繁華街で営業

夜から深夜は、都心のビジネス街から自宅へ帰る、または接待など繁華街へ出かけるビジネスマンを狙います。深夜にかけては、深夜まで営業している繁華街を中心に流し、例え遠くまで行ってもできる限り繁華街へ戻ります。

効率の良いドライバーのテクニック

とにかく時間帯を意識して人の多い場所で車を走らせる
時間に合わせて、人の動きを的確に把握することが必要です。朝の通勤時間は、いくら都心のビジネス街を走ってもお客様を見つけることはできません。時間に合わせて、人が多い場所を意識して営業することで実車率も高くなります。

車をゆっくりと走らせる

片側3車線の広い道路では、できる限り左側をゆっくり走行すること。また、場所によっては、片側1車線の道路を選んで走行することも実車率向上につながります。

お客様の目的地に到着したらすぐに次のビジネス街、繁華街へ進行する

お客様を少し都心から離れたエリアまでお送りしたときは、都心へ戻るまでのルートの途中に、ターミナル駅や大きなビジネス街があればそこを通過するようにします。

接客術

明るい挨拶、明るい接客をしていれば、自然にお客様からの信頼度が増加します。時には、いつも遠くまでタクシーを利用されているお客様から、またお願いしたいので、「連絡先を教えてください」と言われ、定期的に利用していただけることもあります。
お客様からコンサート、イベントや大きな講演会などの情報を入手することで、終了する時間にその会場へ行くとお客様を見つけることもできます。

流し営業のテクニック

流し営業で大切なことは、常時、自分が走行している位置と近くの繁華街、ビジネス街の方向を考えながら進行するルートを選ぶことです。
また、日頃から、ラジオやスマホで交通、電車情報、イベント情報などをリアルタイムで入手しておくことが大切です。

例えば、電車が止まっている情報を入手したら、その路線の駅付近へ行くようにするだけで、電車が動かなくて困っているお客様を見つけることができます。

付け待ちのテクニック

流れが悪いタクシー乗り場には絶対につけないこと。悪いときには、2時間以上も待機することもあります。流し営業をしながら、ホテルや駅などのタクシー乗り場の待機車両が少ないとき付け待ちをすることが基本です。

稼ぐドライバーのメンタル

稼ぐドライバーは、どんなに暇な時でも「あきらめない」ということ。長時間、運転しているとお客様がいない時間が多くなると、「今日はダメだなー」とあきらめてしまうドライバーも多いはず。すると、動きが悪くても駅やタクシー乗り場で客待ちをしてしまうことになります。

「あきらめない」ドライバーは、まったくお客様がいない時には、少し止まって休憩したり、空車のタクシーの後ろを走らないようにするなどして、タイミングを変えながら気分転換するだけで、お客様を見つけることもあります。あせらないで戦略的に行動することが営収アップにつながります。

稼ぐための環境

高い収入、希望する収入を稼ぐには自分の力、努力以外に環境が大事です。教育環境と職場環境が整っており働きやすい環境があります。東京都内では4社という言葉があります。「大日本帝国」という言葉ですが聞いたことがあるかもしれません。4つの大手タクシー会社です。(大、日本、帝、国)こちらの会社は教育、環境がかなりしっかりしています。(個人判断です)
教育環境

乗務開始後に「最大6ヶ月間の新人研修」を「現役プロドライバーの先輩乗務員」が行っていますので、実際にどうすれば売上が上がるか、 その日の走行データを元に、具体的な生きたノウハウを直接伝授してもらうことができるので成長も早いのです。

自己流になりがちなタクシー営業に、「稼げる生きたノウハウをプラス」することで、 研修後に生徒が先生を上回るような事例も起きています

人間関係良好な職場環境

職場環境についてはあなたの足を引っ張るような人がいない会社が良いです。”会社選び”も重要ですがそれ以上に重要なのは実は”社員選び”なんです。

何故なら会社の教育制度だけでなく、先輩ドライバーの生きたノウハウやアドバイスが稼ぐドライバーになるためには欠かせません。

我社の先輩は仲間に本当に親身になって相談に乗って力になってくれます。

配車アプリ・無線の活用

TAXIを呼ぶアプリがかなり増加しています。予約数も増加しています。特に高効率ドライバーは、通常の流し営業に加えて、アプリの無線配車、会社の予約システムの応答率も高い傾向にあります。
特に、土日祝日の午前中など、お客様があまりいない時間や、平日の営業でなかなかお客様を見つけることができない時間には、無線やアプリの呼び出しは必ず応答するようにしています。タクシーを呼ばれるお客様の中には、遠方まで行かれるお客様も期待できます。(Goアプリ、エスライド、DDなど)

駅での客待ちが多いドライバーは、無線やアプリの応答率が悪い傾向が見られますが、稼ぐドライバーは、流し営業をしながら無線やアプリの応答には必ず対応することにより、コツコツ売り上げを伸ばしています。アプリ配車は、お客様の需要にあわせて、配車指示が届き、そのままお客様を目的地までお送りします。クレジットカード、交通系・ID・Quickpayだけでなく、PayPayなど各種ネット決済にも対応しています。

ちなみに2022/12月の配車は前年の倍の予約がありました。ドライバーの平均売り上げも過去最高を記録しました。1日当たり14~18回の予約が入りました。(リアル情報です)

コロナ禍で道路へ出て自分でタクシーを見つける時代から、アプリによるタクシー予約需要が高まることも予想されます。その需要に敏感に対応し、無線やアプリによる予約に対応できるかがポイントとなります。

稼ぐドライバーAさんは、月に平均7~8万円の売り上げがあります。これは平均的なドライバーBさんの1.5倍ほどの売り上げをアプリなどの配車で稼いでいることになります。

まとめ やりがいはお客様からの「ありがとう!」の言葉です

「ありがとう!」とお礼を言われることが快感です。 例えば道が渋滞しているときに裏道を使ってスムーズに到着したときに感謝されたときなど、嬉しかったですね。

「とても助かりました。ありがとう」

売上=稼ぎ 以上にうれしい言葉です。中には横柄で、気分が悪くなることもありますが1日1回この言葉を聞くと本当にうれしく晴れやかになります。そしてまた頑張ろうという気になります。魔法の言葉です。

また、勤務が一日おきなので、ここまで趣味の時間を有意義に使えるとは思っていませんでした。前職のときよりも、とても充実した毎日を送っています。そして稼げると思います。結論です。

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