最近何かと話題が集まっている「コギャル」 雑誌やSNSなどでは「小学生ギャル」が登場している。20~30年前に一世を風靡したコギャルブームが再燃していると云うのだ。今ブームの主役は小学生。
その小学生コギャルの母親はまさにその20~30年前の「コギャル」だった世代だ。自分の娘に当時の自分を見ているのかその時に出来なかったことを子供にやらせているのかを探ってみた。
記事(写真)は文春オンラインからの引用
1990年代から2000年代前半にかけて一世を風靡したコギャルブーム。あれから20年が経った今、ギャルブームが再燃し、雑誌やSNSなどでは「小学生ギャル」が登場している。令和の小学生ギャルの実態は一体どんなものなのか。
令和の小学生ギャル・りるなん姉妹さん
メッシュ金髪の小学生ギャル姉妹が明かす令和のギャル事情
東京都に住むギャルモデルの小学4年生りるるちゃんと小学1年生の妹るなんちゃん。ギャルになったきっかけは、年中さんの時にTikTokで見たeggモデルのももあちゃん(瀬戸ももあ)です。
私もギャルになりたいと思って、髪の毛を茶色や金髪に染めたりしました。鏡で髪を染めた自分を見た時はりるるじゃないみたいと思って、とっても嬉しかったです。
妹のるなんは、ママが元々ギャルでバービー人形みたいにかわいかったから、ママのようになりたいと、年中の頃からギャルを目指すようになりました。憧れのギャルに近づくために耳とおへそにピアスを開けたり、エクステをつけたりしています。友達からも「昨日YouTube見たよ」と声をかけてもらえるのでとっても嬉しいです。
習い事はヒップホップダンスとアクロバット体操とそろばんと英語と習字と空手とピアノです。平日は大体2つの習い事をハシゴしています。日曜日以外は、毎日習い事があるので大変ですが、何でもできるギャルになりたいので頑張っています。
私の将来の夢は私はeggモデルです。るなんちゃんはeggモデルと美容師です。
母親は、「私自身、平成ギャル世代なので、ギャルは大好きでした。娘がギャルになりたいと言った時はやりたいことが見つかって良かったと思いましたね。」
SNSで当時小学生ギャルだったじゅなちゃんを見て、「小学生でもここまでバチバチのギャルメイクをしていいんだ!」とびっくりしました。
今のところ学校にはギャル活動を理解してもらっていますが今後中学生になった時は校則との兼ね合いで髪を染めるのは難しいかもね、と娘と話したりします。
今は2人とも髪の毛を染めているのでメンテナンスが大変です。ブリーチをしていると髪の毛が痛みやすいのでトリートメントは欠かせません。
今日も美容室で娘2人のリタッチカラーとトリートメントをしたんですが5万円くらいかかりました。洋服やメイク代を合わせると1ヶ月に10万円近くはかかっていますね。
私自身勉強が得意ではなくてバカにされて生きてきたので子どもたちには勉強もしっかりやってほしいと思っています。
今やっている習い事は全て本人たちがやりたいと言ったものなんです。やりたいことがあることは良いことなので金銭的には少し大変ですけどできる限りやらせてあげたいと思っています。
ギャル活動も本人たちが自主的にやっているので夢である専属モデルになれるよう一生懸命応援したいと思います。
熊本県在住、小学4年生のららさん
熊本県に住む小学4年生のギャルモデル・ららちゃんとその母親です。ギャルを目指したきっかけは2年前にTikTokで見た元小学生ギャルのじゅなちゃんです。
かわいくてかっこいいギャルに憧れてメイクをするようになりました。
元々メイクは好きだったのでギャルメイクをするのはとても楽しいですがアイライナーだけは難しいので特訓中です。
昔は毛先しか染めていなかったんですがギャルを目指してからはピンクや金髪などの派手な色に染めています。
ブリーチをすると髪の毛が痛みやすいのでトリートメントやヘアオイルは欠かせません。
パックや化粧水、乳液をしっかりするなど肌の保湿も心がけています。
習い事は英語とジャズダンスとヒップホップダンスとバスケです。
日曜日以外は毎日習い事があるので大変ですけどやりたいことができているので楽しいです。
将来はカラコンをプロデュースしたりeggモデルになってじゅなちゃんみたいに活躍したいです。
母親は、
ギャルになりたいと言った時はびっくりしましたが好きなことを見つけてくれたのが嬉しかったですね。お仕事の依頼が来るとめちゃくちゃ喜んでいます。
運動神経はそんなによくないんですけどバスケやダンスが上手にできるようになるまでずっと練習するんです。
好きなものに対してはとことん努力をするのでその姿勢を続けていってほしいと思います。
雑誌の撮影があった時に髪の毛をピンク色に染めたら学校から何かあったのかと心配されたことがありました。その時に芸能活動について説明して理解してもらいました。
仕事の都合でどうしても派手な髪色で学校に行かなければならない時は黒染めスプレーなどを活用して隠して行っています。
熊本に住んでいるので東京に行く機会はそんなにないですが最近はYouTubeの撮影などで月に1回くらいは都内に通っています。本人がやりたいことはできるだけやらせてあげたいと思っていますね。
栃木県在住、小学3年生のゆなちゃん
髪を染めて、ランドセルはヒョウ柄にデコりました」ピンク髪の小学生ギャル(9)が語る、“美意識”
ギャルになったきっかけはYouTubeで見たeggモデルのみりちゃむちゃん(大木美里亜)と当時小学生ギャルだったじゅなちゃんです。
小学生でもギャルになれるんだと思ってギャル活動を始めました。
まずはメイクを勉強してつけまつ毛をつけて髪の毛を染めて、ピアスを開けました。スキンケアや歯科矯正のためのマウスピースも毎日欠かさずにやっています。
ランドセルは自分でデコってヒョウ柄にしました。メイクのベースはいつも自分でやっています。
目元の細かいメイクはママがやってくれます。目の下のピンクのシールとラメがお気に入りです。髪の毛はツートーンカラーにしたくて美容室でやってもらいました。
黒ギャルに憧れているので、夏は海に行って日焼けをしています。
最近は強くなるためにキックボクシングを始めました。週に3回くらい練習に行っています。そのほかにもヒップホップダンスとチアダンス、ピアノを習っています。
みんなにゆなちの存在を知ってもらえるようにもっとSNSでの活動に力を入れていきます。将来はegg専属モデルと美容師になりたいです。
ゆなさんのお母さん
最初に娘からギャルになりたいと言われた時はびっくりしました。でも周りにギャルの友達がいたこともありある程度ギャルに対する理解があったので本人がやりたいならやらせてあげようと決めました。
娘は雑誌に載るとすごく喜ぶんです。目標に向かって頑張る姿を見れるのは親としてとても嬉しいです。
私も昔はつけまつ毛を付けて濃いメイクをやっていたのでその感じで娘にメイクをしています。
娘はブリーチをしているので美容室には1ヶ月に1回通っています。メイク代などを合わせると美容代は月に3万円くらいです。
一応、学校にギャル活動をしていることは伝えているので髪色について何か言われることはありません。学校にメイクや付け爪をしていくことはなく基本的には休日にギャル活動をしています。
中学生になると校則が厳しくなると思うのでその時には娘がやりたいことを一番に考えてあげたいと思います。
大阪府在住、小学2年生のあぴちゃん(8歳)
大阪府に住む小学2年生のギャルモデル・のあぴさんとその母親の紹介です。
ギャルになったきっかけは6歳の時に行ったeggモデルのスナップ会です。専属モデルのゆうちゃみちゃん(古川優奈)を見て「かわいい! 私もなりたい」と思いました。
その時に撮影してもらったスナップ写真がeggの紙面に載ったんです。とても嬉しくて、もっとたくさん載りたいと思うようになりました。
ゆうちゃみちゃんの地元は私の家から近くて自転車で行ける距離なんです。テレビで活躍しているのをよく見ているので将来は私もゆうちゃみちゃんみたいにバラエティ番組に出たいです。
ママがそろばん教室を運営しているので最近はそろばんをはじくのが好きです。
その他にもポールダンスや体操、KCEっていうポージングを学べる教室にも通っています。
のあぴさんのお母さん
私たち夫婦も元eggモデルのかなこちゃん(川端かなこ)や元men’s eggモデルの梅しゃん(梅田直樹)世代なのでギャルが大好きなんです。
のあがギャルになりたいと言った時は嬉しかったですね。
当時小学生ギャルはそこまでいなくて小学1年生のギャルはのあくらいだったんです。でも、今はのあより歳下のギャルがたくさんいます。小学生ギャルが流行ってるんだと感じますね。
のあは金髪が好きなので1ヶ月に1回程度美容室に行ってカラーをしてもらっています。ブリーチをしているので髪のケアも欠かせません。
毎回、超音波トリートメントをしてもらっています。
のあの美容代は1ヶ月に大体2万5000円くらいですかね。お姉ちゃんもいるので美容代はなるべくそのくらいで収まるようにしています。
この後もつづくのでしょう。
こちらに紹介した計5人はいずれも小学生、最近は園児のギャル「園児ギャル」も出てきているそうです。怖い世の中です。
ちょうど母親たちが「コギャル」と云われてもてはやされていたころです。ブームの再燃を願っているのが母親たちみたいです。積極的に応援している様子です。
私は男親なのでこの応援支持傾向がよく理解できません。可愛い娘をあんなふうに導いている。お人形の代わりにしようとしているように映ります。
お人形ごっこをしているように見えてしまうのは私だけでしょうか?
昭和の世代大和の路を志すものとしては嘆かわしき事に思えてなりません。
それでも自由を謳歌する世代の人たちなのでこうなるのでしょう。